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写真の保存公開日 約11分で読めます

祖父母にペットの写真を共有するには? アプリなしで見せる3つの方法(リンク・テレビ・プリント)

実家の両親にアプリを入れてもらうのをあきらめると、残る手段は「リンク」「テレビ」「プリント」の3つです。何もインストールしない前提での手順と、アプリなしで失うもの(主にコメントと通知)を正直にまとめました。

「アプリ入れてくれたら、写真いっぱい送るから」

実家の母にそう言ってから、もう何か月も経っている。そんな方は多いのではないでしょうか。母は反対しません。「今度やっておくね」と言うだけです。そして次の帰省で、招待はまだ開かれていないまま、「もっとワンちゃんの写真見たいわ」と言われます。

この記事は、逆側から考えます。祖父母には何もインストールしてもらわない。アプリも、アカウントも、パスワードもなし。そう決めてしまえば、選択肢は3つだけになります。リンク、テレビ、プリントです。それぞれに手順があり、それぞれに失うものがあります。失うものは、最初に知っておいたほうがうまくいきます。

なぜ祖父母は、アプリを入れてくれないのか

スマホがないからではありません。スマホはあっても、新しいアカウントを作る手間がないのです。

総務省の令和6年通信利用動向調査によると、スマートフォンを保有している世帯は90.5%。スマホでインターネットを使う人は、60代でも約8割にのぼります。一方で、インターネットを使う人の割合は13〜69歳の各年齢層で9割を超えるものの、80歳以上では前年より下がっています。また、50歳以上の各年齢層でインターネットの利用目的としていちばん多いのは「電子メールの送受信」でした。

つまり、実家の親はスマホを持っていて、メールやメッセージは読める。けれども、アプリストアのパスワード、登録画面、権限の確認、容量不足の警告のどこかで止まってしまいます。そして、止まったことを自分からは言いません。この「静かに取り残される」問題は家族と共有するメリットの記事でも書きました。この記事は、その対策編です。

私たちのルールはひとつです。「まず入れてもらう」から始まる計画なら、計画のほうを変える。

アプリを入れずに写真を見せる方法は?

手段は3つです。いつものブラウザで開くリンク、実家の居間にあるテレビ、そしてプリント。新しいアプリ、新しいアカウント、参加が必要な共有アルバムは、どれも同じ「インストールの壁」にぶつかります。

3つを比べると、こうなります。

手段誰が動くか自動で更新される?
リンク祖父母が最初に一度タップするだけされる
テレビ帰省中の家族されない(フォトフレームはされる)
プリント家族が注文、祖父母は受け取るだけされない

どれか1つに決める必要はありません。うまくいっている家族は、ふだんの写真用にメインの手段を1つ、特別な日のためにもう1つを組み合わせています。

なお、実家の親がすでにLINEを使いこなしているなら、LINEで送るのがいちばん自然です。新しく入れるものは何もないからです。ただし、LINEアルバムには画質や保存期間の注意点があります。詳しくは写真の置き場所の記事にまとめました。この記事は、そのLINEもあやしい、という家族のための内容です。

リンクで写真を共有するには、何を選べばいい?

ログインなしで、どのブラウザでも開けるプライベートなリンクを送ります。方法としてはそれだけです。大事なのは、どのリンクを送るかです。

たいていの家族は、すでにどれかを持っています。

  • iCloudの共有アルバムでは「公開Webサイト」をオンにできます。Appleの案内では、最新のWebブラウザがあれば誰でも見られるWebサイトとして公開されます。
  • Googleフォトはアルバムをリンクで共有できます。Googleの案内では、リンクを知っている人なら誰でもアルバムを見られます。リンク共有はあとからオフにできます。
  • ペット専用アプリの閲覧リンク。メモフの閲覧リンクもそのひとつで、文字が大きく、新しい写真から並び、登録画面の出ないページです。

どれを使う場合でも、送る前に3つ確認してください。

  1. 自分で、プライベートブラウズのウィンドウで開いてみる。 ログイン画面が出るなら、祖父母にも出ます。
  2. 止め方を確認しておく。 取り消せないリンクは、転送されたときに必ず後悔します。
  3. 新しい写真が自動で追加されるか確かめる。 毎週新しいリンクを送り直す運用は、まず続きません。

10分でできる:実家のスマホにリンクを届ける手順

帰省したときにやるのが理想ですが、メッセージのタップに慣れている親なら電話でも案内できます。実家のスマホには、最初から入っているもの以外は何もない前提です。

  1. 1人に1本、リンクを作る。 「おばあちゃん」「父」のように相手の名前をつけておけば、止めるときもその1本だけで済みます。
  2. リンクだけのメッセージで送る。 リンクと短い一文だけにします。例:「押すとモモの写真が見られます。パスワードはいりません」。ふだん使っているのがSMSでもメールでもLINEでも構いません。
  3. 最初の1回は、一緒にタップする。 どこで開くかを見届けます。メッセージの中にプレビューが出るだけなら、タップしてブラウザでページ全体を開きます。
  4. ホーム画面に置く。 iPhoneのSafariなら共有ボタンから「ホーム画面に追加」、AndroidのChromeならメニューから「ホーム画面に追加」を選びます。これで、いつものアイコンと同じようにタップするだけで開けます。
  5. 押すボタンを1つだけ教える。 たいていは「下にスクロールするだけ」で足ります。メモフのページなら、いちばん下の「もっと見る」と、ハートのボタンもあります。
  6. 家族側に何が見えるかを伝えておく。 メモフのように「見てくれたこと」が家族に伝わる仕組みなら、そのことも話しておきます。ページ上にも表示されますが、家族の口から聞くほうが安心です。

設定はこれで終わりです。あとは祖父母がアイコンをタップすれば、家族が載せた写真がそのまま見られます。ログインも、アップデートもありません。

実家のテレビにペットの写真を映すには?

帰省中に、自分のスマホの画面を実家のテレビに映します。最近の機器なら数回のタップで済み、実家側に何も入れる必要はありません。

iPhone・iPadの場合:Apple TVやAirPlay対応のテレビと同じWi-Fiにつなぎ、コントロールセンターを開いて「画面ミラーリング」をタップし、テレビを選びます。テレビにパスコードが表示されたら、iPhoneに入力します。終えるときは、もう一度コントロールセンターから止めます。

Android(8.0以降)の場合:ChromecastやGoogle TVと同じWi-Fiにつなぎ、Google Homeアプリを開きます。テレビのタイルを長押しして、画面のキャストを選びます。終えるときは、もう一度タイルを長押しして「ミラーリングを停止」を選びます。

あとは、アルバムやメモフの閲覧リンクを開いてスクロールするだけです。動画も大きな画面で再生できます。お正月やお盆に家族みんなで見る、という使い方にはいちばん向いています。

どちらの機器もない場合は、スマホに合った変換アダプタとHDMIケーブルでも同じことができます。少し配線が増えるだけです。

家族がいないときもテレビで見てほしいなら、Wi-Fi対応のフォトフレームやスマートディスプレイが、テレビ系の手段で唯一「自動で更新される」選択肢です。たとえばGoogleのNestディスプレイは、名前をつけたGoogleフォトの共有アルバムをスライドショーで表示でき、表示するアルバムはGoogle Homeアプリで選べます。最初の設定は家族のスマホで一度だけ。その後は、家族がアルバムに写真を足すとフレームに流れてくるので、祖父母は何も触らなくて済みます。

プリントは、いまでも意味がある?

あります。とくに、いちばん大事な写真には。プリントには電池もWi-Fiもタップもいりません。冷蔵庫に貼れば、毎日目に入ります。

日本ならコンビニのマルチコピー機が便利です。たとえばセブン‐イレブンで使える「netprint」なら、スマホから写真を登録して8桁のプリント予約番号を受け取れます。この番号をマルチコピー機に入力すれば印刷できます。富士フイルムビジネスイノベーションの案内によると、netprintは予約番号を共有して各自でプリントできるので、離れて住む家族も同じ番号で印刷できます。有効期限は30日間です。

実家の近くにセブン‐イレブンがあって、親が店のコピー機を使えるなら、番号をメッセージで送るだけで、実家の近くで写真が受け取れることになります。コピー機の操作が不安なら、家族が近所のコンビニで印刷して、手紙と一緒に郵送するのもいい方法です。

おすすめは、年末に30枚まとめて印刷するより、月に1枚です。小さな習慣になりますし、誰も開けない箱にもなりません。

限界もはっきりしています。プリントは更新されず、祖父母の反応も戻ってきません。だから、プリントはリンクを補う2つめの手段として使うのがいちばん向いています。

アプリなしで、実際に何を失うのか

失うのは、おもに「やりとり」の部分です。ごまかさずに、全部挙げます。

失うもの:

  • コメント。 アカウントのない人は、写真の下にコメントを書けません。メモフの閲覧ページでは、投稿についたコメントの件数は見えますが、中身を読んだり書いたりはできません。
  • 祖父母側への通知。 新しい写真を載せても、祖父母のスマホは鳴りません。リンクを開いたときに見る形です。ホーム画面にアイコンを置いておく理由もここにあります。
  • 祖父母からの写真の投稿。 閲覧リンクは「見る」ためのものです。おじいちゃんが散歩のときにいい写真を撮っても、家族に送ってもらう必要があります。
  • テレビとプリントは、反応そのもの。 どちらも、祖父母から何かを返す手段がありません。

メモフの閲覧リンクなら残るもの:

  • ハートのボタンがひとつ。 祖父母は、どの投稿にもハートを送れます。家族がアプリから送ったハートと合わせて数えられます。
  • 「見てくれた」がわかること。 家族側では、リンクごとに最後に見た日時がわかります。見てくれたときやハートが届いたときには、通知も届きます。通知に出るのはリンクの名前で、個人の名前は出ません。数えるのは画面にしばらく表示された投稿だけなので、トーク画面にリンクのプレビューが出ただけでは「見た」になりません。
  • 動画。 動画もページ内のプレーヤーで再生できます。

ページの仕組みからひとつコツを。プライバシーのため、ページ内の写真や動画へのリンクは短い時間で切れるようになっています。ページを長く開いたままにしたあと、動画が再生できなければ、ページを読み込み直してください。

これが、実際の交換条件です。多くの祖父母には、ハートのボタンと「見てくれたことが家族に伝わる」だけで十分です。もしコメントや会話もしたくなったら、そのときがアプリを入れる価値の出るタイミングです。ただしそれは祖父母自身が決めることで、うちの子の写真を見るための条件ではありません。

祖父母にリンクを送る前に、確認することは?

リンクは合鍵と同じです。誰が開けるか、どうやって取り上げるかを確認しておきます。閲覧リンクは、リンクを知っている人なら誰でも開けます。だから手軽で、だからこそ管理が必要です。

  • 1人に1本、その人の名前で。 転送されても気づきやすく、その1本だけを止められます。
  • 送る前に、写真の背景を見る。 誰に送るかより、表札や宅配便の伝票が写っていないかのほうが大事です。詳しくは子犬・子猫の写真を家族だけで共有する方法にまとめています。
  • 元の写真は、出ていける場所に置く。 リンクは写真をのぞく窓で、バックアップではありません。何を確認すべきかは写真はどこに置くべきかの記事に書きました。

メモフの立ち位置

メモフは、うちの子の写真と健康記録を残す家族向けのプライベートなアプリです。祖父母のための閲覧ページは、その中心にある機能です。サークル画面の「おじいちゃん・おばあちゃん用リンク」から、誰のためのリンクか名前をつけて作ります。アプリもアカウントもいらず、ブラウザで開くだけです。

  • ページに並ぶのは、うちの子のタイムラインです。写真、動画、ひとことが新しい順に、月ごとにまとまって、大きな文字で表示されます。健康記録はアプリの中にとどまり、通院の写真が祖父母のページに出ることはありません。
  • リンクに有効期限はありません。取り消すまで使え、取り消すと、そのリンクで見た記録とハートも消えます。
  • 検索エンジンには載りません。1人のためのページで、公開プロフィールではないからです。
  • 祖父母用の閲覧リンクは無料プランでも使え、見る人数に上限はありません。

できないことも書いておきます。メモフにテレビ用のアプリや、プリントの注文サービスはありません。テレビにはスマホの画面を映し、プリントは近所のお店を使ってください。

閲覧ページとサークルの詳しい仕組みは機能ページに、何が無料で何が有料かは料金ページに書いてあります。全データのエクスポートは、どのプランでも永久に無料です。

祖父母に必要なのは、新しいアプリではありません。タップすれば開くリンクです。

参考にした資料

  • 祖父母
  • ペットの写真
  • 写真共有
  • アプリなし
  • テレビに映す
  • コンビニプリント
  • 閲覧リンク

よくある質問

アプリを使わない祖父母に、ペットの写真を見せるにはどうすればいいですか?

相手側に何も入れなくて済む3つの手段から選びます。いつものブラウザで開くだけの閲覧リンク、帰省したときに自分のスマホをテレビに映す方法(または一度設定すれば済むフォトフレーム)、そしてプリントです。家族がその場にいなくても新しい写真が届き続けるのは、リンクだけです。

アプリを入れない場合、祖父母が使えなくなる機能は何ですか?

おもに「やりとり」の部分です。アカウントがないのでコメントは書けず、新しい写真を載せても通知は届きません。リンクを開いたときに見る形になります。ただしメモフの閲覧リンクなら、投稿にハートを送ることはでき、家族側は最後にいつ見てくれたかがわかります。テレビとプリントでは、反応を返す手段はありません。

実家のテレビにペットの写真を映すには?

自分のスマホの画面をテレビにミラーリングします。iPhoneならコントロールセンターの「画面ミラーリング」から、同じWi-FiにあるApple TVやAirPlay対応テレビを選びます。Android(8.0以降)ならGoogle Homeアプリから、ChromecastやGoogle TVに画面をキャストできます。実家側には何も入れなくて済みますが、実家のWi-Fiにつないだ状態で、その場にいる必要があります。

祖父母に送る写真のリンクは安全ですか?

安全さは、リンクを誰が持っているかで決まります。リンクを知っている人なら誰でも開けるので、1人に1本ずつ、その人の名前をつけて送り、あとから止められるサービスを選んでください。メモフの閲覧リンクは検索エンジンに載らず、期限切れで勝手に切れることもなく、取り消した瞬間に開けなくなります。

うちの子の物語を、ひとつの場所に

メモフは、ペットの写真と健康記録のためのプライベートな居場所です。エクスポートは永久無料。