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家族共有公開日 文:メモフの開発者約18分で読めます

家族が犬の世話をしないと感じたら — 夫や子どもへの頼み方と、「誰が・いつ」を残す分け方

家族が犬の世話をしないと感じたら、責める前に、お世話を「何を・何時に」の形で書き出して担当を決め、やったその場で「誰が・いつ」を家族みんなが見る場所に残します。「いつも私ばかり」は、記憶を比べても決着しないからです。当番表が続かない理由、夫や子どもへの頼み方、子どもに任せられるお世話の目安(米国ケネルクラブの記事)と、散歩や手洗いで大人が見ておくこと(環境省などの資料)もまとめました。

夜10時、寝る前のトイレに犬を外へ連れ出すのは、今日も同じ人です。朝ごはんも、夕方の散歩も、うんちの片づけも。「たまには代わってよ」と言うと、「この前やったよ」と返ってきます。

どちらも、うそはついていません。代わってもらった日はたしかにあったし、ほとんどの日を一人でやっているのも本当です。犬を迎えるときに「みんなで世話をする」と決めた家でも、気づけばお世話は一人に偏っていき、「犬の世話を押し付けられている」と感じる人が出てきます。

家族が犬の世話をしないと感じたら、責める前に、お世話を「何を・何時に」の形で1つずつ書き出します。次に、それぞれの担当を決めます。そして、やったその場で誰が・いつやったかを、家族みんなが見る場所1か所に残します。この記事の答えは、この3つです。

「家族が犬の世話をしない」と調べると、同じ悩みの相談と、「当番制にしよう」という答えが見つかります。この記事で扱うのは、その少し先です。当番表は、なぜ続かないのか。「いつも私ばかり」と「ちゃんとやっている」は、なぜ話し合っても決着しないのか。子どもには、どのお世話を何歳ごろから任せられるのか。夫やパートナーには、どう頼めばいいのか。先に書いておくと、どんな道具を使っても、それだけで家族が手伝ってくれるようにはなりません。記録にできるのは、誰が何をしたかの言い合いを終わらせるところまでです。

本記事は、メモフの開発者による「記録のつけ方」と分担のガイドであり、獣医療や子育てのアドバイスではありません。犬の体のことはかかりつけの獣医師に相談し、子どもと犬の安全については、最後に挙げた資料もあわせて読んでください。

家族が犬の世話をしないのは、なぜ?

やったお世話が跡に残らないことと、誰が・いつやるかが決まっていないこと。この2つが重なると、お世話は、気づいた人や家にいる人に自然と偏っていきます。誰かが怠けているから、とは限りません。

同じ悩みは、ずっと前からあります。Yahoo!知恵袋には、2018年に「私以外の家族が犬の世話をしてくれなくて困っています。」という相談があり、質問した人は「家族みんなで迎え入れたのに何故私だけ状態です。」と書いています。2019年には、部活で毎日帰りが遅い高校生が「家族が犬の世話を全く手伝ってくれません。」と相談しています。お世話を抱えているのは、親とは限りません。

2022年に米国の研究者Charmaramanらがまとめた論文は、ニュージーランドで行われ、1999年に発表された研究を紹介しています。10代前半の子どもがいる家庭を調べたもので、家族全員でお世話をほぼ同じだけ分けていると答えた家庭は、14%でした。古く、対象も限られたデータですが、その調査でも、均等に分けている家は少数でした。同じ論文でインタビューに答えた親の1人は、子どもたちが学校に行っているあいだは、お世話の責任は家にいる人のほうにかかると話しています。コロナ禍のオンライン授業で子どもが日中も家にいるようになると、その責任は子どもたちに移ったそうです。お世話の偏りには、性格だけでなく、誰がいつ家にいるかも関わっているようです。

環境省の「住宅密集地における犬猫の適正飼養ガイドライン」は、飼う前に確かめることとして、家族全員が飼うことに賛成しているかを挙げ、「犬や猫を飼うのに、家族の理解と協力は不可欠です。」と書いています。環境省のパンフレット「飼う前も、飼ってからも考えよう」のチェックリストにも、家族みんなが賛成しているか、全員で協力して世話ができるか、という項目があります。ただ、飼う前の「協力する」は、毎日のどのお世話を、誰が、何時にやるかまでは決めていません。決めていないところは、気づいた人が埋めることになります。

「いつも私ばかり」は、なぜ話し合っても決着しないのか

ごはんも散歩もトイレの片づけも、終わってしまえば跡が残らないからです。比べられるのはお互いの記憶だけです。そして記憶は、その場にいた人にしか残りません。

朝の散歩に行った人は、行ったことを覚えています。寝ていた家族は、それを見ていません。夜にうんちを片づけた人も同じです。犬は満足して眠り、お皿はきれいになり、トイレシートも新しくなっています。きちんと済んだお世話ほど、何もなかったように見えます。

見えにくいのは、手を動かすお世話だけではありません。フードの残りを気にして買い足す。予防薬の日を覚えておく。ワクチンの予約を取る。Reich-Stiebertらの2023年のレビュー論文は、家事と育児についての研究をまとめたものです。そこで紹介されているイタリアの共働き家庭の研究は、計画する、覚えておく、段取りする、先回りして考えるといった頭の中の作業は、昔ながらの家事の分類には収まりにくいとしています。ペットについての研究ではありませんが、犬のお世話にも、この頭の中の作業がたくさんあります。誰が何をしているかを話し合うときは、この見えにくい作業も数に入れておきます。

だから、言い合いを終わらせるのは、どちらの記憶が正しいかではありません。1週間分の記録です。たとえば、両親と8歳の子どもがいる家なら、記録の一部はこうなります。

お世話時刻やった人
月曜の夜ごはん(8歳の子の担当)18:30父(子どもは習いごと)
火曜の朝の散歩(父の担当)7:15母(父は早出)
火曜の寝る前のトイレ22:05母

月曜に誰がやったかを、思い出す必要はありません。記録に書いてあります。担当と、実際にやった人が違う日も、そのまま見えます。名前と時刻が並んでいれば、どこに偏りがあるかを、責め合わずに一緒に見られます。記録を見ると、相手が自分の知らないところでやっていたお世話が見つかることもあります。記録は、点数をつけるためではなく、分担を見直すために使います。

犬の世話の当番表は、なぜ続かないのか

印をつけることが、お世話とは別の、あとでやる作業になりやすいからです。

散歩から帰ってリードを片づけ、手を洗っているうちに、印のことは忘れます。当番表は「まだ」のままになり、やった人のお世話は家族から見えなくなります。ごはんなら、それを信じた家族が2回目をあげることさえあります。この仕組みは、家族で「ごはんを2回あげた」を防ぐ記事で詳しく書きました。

約束も、記録の代わりにはなりません。先ほどの2019年の相談では、部活の遠征や合宿のあいだのごはんを家族に頼んだものの、「「いいよ」と言ったのにも関わらず忘れていた、と言って餌をやっていない時もありました。」と書かれています。この相談のベストアンサーは、兄弟と一緒に散歩することに加えて、「餌やりも当番制にするといいのではないでしょうか。」と答えていました。約束しただけでは、やったかどうかは残りません。

担当を入れ替えるのも1つの方法です。Charmaramanらの研究でインタビューに答えた親の1人は、子どもたちのお世話の当番表を毎月変えて、全員が猫のトイレも、ごはんも、水も経験するようにしていると話しています。入れ替えれば、自分が担当していないお世話の手間も、それぞれが知ることになります。

犬の世話は、家族でどう分ければ続く?

「手伝って」ではなく、お世話を「何を・何時に」の形で書き出し、1つずつ担当を決めます。そのうえで、やった人がその場で、自分の名前と時刻を記録します。

たとえば、両親と8歳・4歳の子ども、犬1匹の家なら、こんな表になります。

お世話担当いつ
朝ごはん(量ったフードを入れる)母7:00
朝のトイレと散歩父7:15
水の入れ替え4歳の子(大人がそばで)朝ごはんのあと
夕方の散歩父か母と、8歳の子17:00
夜ごはん8歳の子(大人がそばで)18:30
ブラッシング4歳の子と大人日曜の朝
寝る前のトイレその日最後に寝る人22:00
予防薬・ワクチン・通院の予定母決めた日

表をつくるときのポイントは4つです。

お世話は、具体的に書く。 「犬の世話」「散歩」だけでは、どこまでやれば終わりかがわかりません。「夕方の散歩(うんちを持ち帰るところまで)」「寝る前のトイレ」のように書くと、頼まれた人も迷いません。「犬の散歩、誰が行く?」でもめる家は、まず散歩を朝と夕方の2つに分けて、それぞれに担当者の名前を書きます。

1つのお世話に、担当は1人。 「手が空いた人」と書いたお世話は、結局だれの担当にもなりません。「その日最後に寝る人」のように、その場で1人に決まる書き方ならかまいません。

時刻を決める。 時刻が決まっていれば、遅れていることに誰でも気づけます。トイレのしつけ中の犬なら、ASPCAは、2時間おきくらいと、食後すぐ・起きたとき・水を飲んだあとに、トイレの場所へ連れていくよう勧めています。こうしたタイミングを、表の「いつ」の欄に書いておきます。

大人がやるお世話を決めておく。 米国ケネルクラブ(AKC)の記事で子育て誌の編集者は、子どもがすべて世話をすると約束しても、通院の予約を入れて連れていくのも、フードや寝床を買うのも、結局は大人だと話しています。表の予防薬・ワクチン・通院の行は、大人の1人の名前にしておきます。お薬をあげた記録の残し方は、投薬記録を家族で共有する記事にまとめました。

そして、表と記録は別のものです。表は「誰がやる予定か」、記録は「誰がやったか」。家族のもめごとを終わらせるのは、あとのほうです。お世話が終わったその場で、名前と時刻を1か所に残します。紙ならリードをかけるフックの横に、スマホならリードを片づける前に。

子どもに犬の世話を任せていいのは何歳から?

米国ケネルクラブ(AKC)の記事で紹介されている目安では、3〜4歳なら大人のそばでフードをすくう・水を入れる、5〜9歳ならごはんの主な担当、10歳以上なら毎日のお世話のほとんどを任せられます。大人がそばにいるところで、できることが増えたら1つずつ任せます。散歩だけは年齢ではなく、その子がその犬を制御できるかで決めます。

英国のRSPCAは、ペットの世話は責任感を育てることがあるとしています。大事なのは、その子に合ったお世話を選ぶことです。

年齢ごとの目安を示した日本の公的な資料は、この記事を書くにあたって見つけられませんでした。下の表は、そのAKCの記事で子育て誌の編集者が挙げている目安です。記事が大人の見守りをはっきり求めているのは、3〜4歳についてだけです。この記事では、どの年齢でも大人がそばにいることをおすすめします。

年齢任せること大人の役目
3〜4歳フードをすくう、水を入れる、やわらかいブラシでとかす、おもちゃを片づけるそばで見守る
5〜9歳ごはんの主な担当、お皿のまわりにこぼれた水やフードの片づけ外遊びは犬の大きさや住まいで判断する。うんちを拾うなら、手洗いまで教える
10歳以上ごはん、遊び、運動、トイレ、手入れなど、毎日のお世話のほとんど約束したお世話を守れるよう、予定を一緒に決める

AKCの同じ記事は、飼う前にどんな約束をしても、最後に責任を持つのは大人だとしています。編集者も、子犬のトイレのしつけは子どもも手伝えるものの、毎日同じように続ける根気が要り、それは多くの子どもには難しいと話しています。米国の動物病院グループVCAの獣医行動学の専門医も、遊びやトレーニングには、できるだけ子どもも加えて、親が見守るなかで行うよう勧めています。

子どもが犬の世話をしないときは?

大人がいつでも引き継げるようにしておき、年齢に合ったお世話を1つだけ、時刻と一緒に任せ直します。

「飼いたい」と言ったのは子どもなのに、お世話が続かなくなる。よくあることです。環境省の住宅密集地ガイドラインは、子どもにせがまれて飼う場合について、子どもの進学や就職、転居などで「結局は保護者が世話をすることになるケースが多々あります」と書き、保護者自身に世話やしつけをするつもりがないなら、飼うのは控えるべきだとしています。Charmaramanらの研究でも、10代の子どもがお世話に乗り気でないことにがっかりした親がいた一方で、もともと期待しておらず、子どもが進んでやるようになって驚いた親もいました。研究者たちは、年齢に合ったお世話の程度を知っておくことが、ペットを迎える計画を立てる家族の役に立つだろうとしています。

子どもに任せるお世話には、できない日に代わる大人も決めておきます。AKCの記事で紹介されている子育て誌の編集者は、子どもがトイレに連れ出すのを忘れて失敗があっても、犬を手放すと脅さないよう勧めています。子どもにとってつらい体験になるうえ、本気でない脅しを口にすると、何をするとどうなるのか、親の言葉をどこまで信じていいのかが、子どもにわからなくなるからだそうです。

犬の散歩は、子どもひとりで何歳から?

「犬の散歩は何歳から」と調べても、年齢を定めた公的な基準は、この記事で調べた範囲にはありませんでした。目安になるのは、環境省の基準にある「犬を制御できる者」かどうかです。犬が急に走り出したり、ほかの犬に向かっていったりしたときに、その子がリードを持ったまま止められるか。AKCの記事は、5〜9歳の子に外で犬と遊ばせられるかは、犬の大きさや住まいの環境によるとしています。ひとりで散歩させる年齢は示していません。最初は大人と一緒に歩き、任せるかどうかは大人が決めます。

夫やパートナーが犬の世話をしないと感じたら、どう話せばいい?

「もっと手伝って」ではなく、お世話を1つ、時刻と一緒に頼みます。話し合うときは、記憶ではなく、1週間分の記録を一緒に見ます。

「手伝って」は、何を、いつ、どこまでやればいいかが伝わらない頼み方です。「平日の夜ごはんをお願いできる?」「土曜の朝の散歩を代わってくれる?」と、表の1行を渡すように頼みます。頼んだお世話は、その人のやり方に任せます。散歩のコースやフードを入れる手順が自分と違っても、決めたことが守られていれば、口を出しすぎないようにします。

AKCの別の記事は、犬を迎える前に考えておくこととして、家族の誰が主にお世話をするのかを挙げています。今から決め直してもかまいません。主に担当する人を決め、それ以外のお世話を分けます。主に担当しているのが自分なら、それを言葉にして家族に伝えたうえで、代わってほしいお世話を1つ選んで頼みます。

話し合いでは、何回やったかを言い合わないようにします。「今週はあなたが2回、私が12回」ではなく、「平日の夜に偏っているから、ここの担当を見直したい」。記録は相手を責める材料ではなく、見直す場所を見つけるための地図です。それに、散歩やごはんの担当を持つことは、負担を引き受けることだけでなく、その人が犬と過ごす時間でもあります。

一人で犬の世話を抱え込んでいるときは、どうすればいい?

家族と分担を決め直すか、ペットシッターや散歩代行、近所の知人など、家族の外の手を借ります。そして、自分が動けない日に代わってもらえる人を、先に決めておきます。

環境省のパンフレット「共に生きる 高齢ペットとシルバー世代」は、高齢のペットの介護について「一人で抱え込まず、家族と協力したり、かかりつけの動物病院に相談し、無理なく続けられる方法で向き合いましょう。」と呼びかけています。同じ環境省の「飼う前も、飼ってからも考えよう」も、介護の悩みを一人で抱えず、家族や知人、獣医師や飼い主仲間など、ほかの人に相談することが大切だとしています。介護の話ですが、毎日のお世話が一人に偏っているときにも、同じことが言えます。

代わってもらえる人がいることは、いざというときの備えにもなります。環境省の住宅密集地ガイドラインは、家族の協力があれば、飼い主が突然の病気やアクシデントに見舞われたときも乗り越えることができるとしています。東京都動物愛護相談センターも、人と動物の共通感染症を防ぐ観点から、飼い主の体調が悪いときは、世話や接触をほかの人に交替してもらうよう勧めています。ふだん一度も散歩に行っていない家族に、その日いきなり代わってもらうのは大変です。月に1回でもお世話を1つ受け持ってもらっておけば、その日に慌てずに済みます。

老犬の介護と仕事が重なると、一人でのお世話はさらに続けにくくなります。夜と朝の当番の分け方や、交代のときに次の人へ渡すことは、老犬の介護と仕事の両立の記事にまとめました。

今夜からできること

大きな準備はいりません。今夜から始められることを4つ挙げます。

  • お世話を「何を・何時に」で書き出す。 朝ごはん、朝の散歩、夜ごはん、寝る前のトイレ。まずは1日分を紙に書きます。
  • 記録の場所を1つ決める。 やったその場で、名前と時刻を書きます。紙でもアプリでもかまいません。
  • 家族に1つずつ担当を頼む。 「手伝って」ではなく、「この時間のこれをお願い」と頼みます。子どもには年齢に合ったお世話を、大人がそばにいるところで。
  • 1週間たったら、記録を一緒に見る。 偏っている時間帯を見つけて、担当を見直します。

メモフの立ち位置

メモフには、ごはんやさんぽ、トイレを記録する「お世話の記録」があります。家族の分担について、いまのアプリで実際にできることと、できないことを書いておきます。

  • 誰がいつ記録したかが、サークルの全員に見えます。 犬には「ごはん」「さんぽ」「トイレ」のボタンがあり、ほかのことは「その他」として自分の言葉で残せます。ボタンには今日いちばん最近の記録の時刻と名前が表示され、履歴では1件ずつ、何時に誰が記録したかを確かめられます。少し前にやった分は、記録する時間をさかのぼって選べます。
  • 少し前に同じ記録があると、記録する前に確認が出ます。 誰かが少し前に「ごはん」を記録していると、「ごはんは記録済みです」と表示され、誰が何時に記録したかを見たうえで、「やめておく」か「もう一度記録する」かを選べます。
  • 予防やワクチンの予定は、誰が完了にしたかが残ります。 ワクチン、ノミ・マダニやフィラリアの予防、トリミング、通院の予定を、毎週・毎月・毎年でくり返せます。その日にオーナーと共同オーナーにお知らせが届き、誰が完了にしたかも残ります(「これまでの完了」で一覧できます)。
  • お薬は、あげる時刻になるとお知らせが届きます。 オーナーと共同オーナーに届き、ワンタップで「あげた」を記録できます。誰がいつあげたかは、サークルの全員に見えます。
  • 当番表や、担当を割り当てる機能はありません。 誰がやる予定かは、紙や冷蔵庫のホワイトボードに書いておいてください。メモフに残るのは、誰が・いつ記録したかです。やった人がその場で記録すれば、それがそのまま「誰がやったか」になります。
  • 記録されなかったお世話は、アプリにもわかりません。 手伝わない家族は、記録もしません。手伝ってくれた家族が記録しなければ、そのお世話も見えないままです。アプリを入れただけで、家族が手伝ってくれるようにはなりません。役に立つのは、やったその場で記録する習慣があるときだけです。
  • お世話の記録からは、お知らせは届きません。 ごはんや散歩の時間のリマインダーもありません。担当の時間に気づきたいなら、それぞれのスマホのアラームなどを使ってください。
  • 記録できるのは、オーナーと共同オーナーです。 見る専用のメンバーは、記録を見ることはできますが、記録はできません。17歳以上で実際にお世話をする家族は、共同オーナーにしておきます。誰を記録する側にして、誰を見るだけにするかは、ペットの写真と記録を家族で共有する記事にまとめました。
  • メモフは17歳以上の方を対象としています。 17歳未満の子どもが担当したお世話は、ひとりで散歩に行った場合も含めて、保護者が代わりに記録します。記録に残る名前は保護者のものになるので、子どもの担当は、冷蔵庫の当番表などに書いて見えるようにしておきます。
  • Android版は準備中です。 家族の中にメモフに参加していない人がいると、その人のお世話は記録に残りません。そのあいだは、全員で同じ紙の記録を使うほうが、記録が1か所にまとまります。

お世話の記録も、お薬や体重などの健康の記録も、過去の分まで含めてどのプランでも無料です。無料で登録できるのは2匹までで、オーナーか共同オーナーの1契約で、サークルのみんながプレミアムになります。全データのエクスポートも、どのプランでもずっと無料です。広告は表示せず、データを販売することもなく、公開のフィードもありません。お世話の記録でできることは機能ページ、何が無料で何が有料かは料金ページでご覧いただけます。ほかのアプリと比べるときに確かめたいことは、家族で共有するペットの記録アプリの選び方にまとめました。

もちろん、紙でも十分です。お世話を「何を・何時に」で書き出す。1つずつ担当を頼む。やったその場で、誰が・いつを残す。この3つが守れていれば、道具は何でもかまいません。

繰り返しになりますが、本記事は記録のつけ方と分担のガイドであり、獣医療や子育てのアドバイスではありません。記録が終わらせるのは言い合いまでで、今夜の散歩に行くのは、家族の誰かです。

参考にした資料

  • お世話の分担
  • お世話の記録
  • 家族で共有
  • 犬の散歩
  • 子どもとペット
  • 共同飼育

よくある質問

家族が犬の世話をしてくれないとき、まず何をすればいいですか?

責める前に、お世話を1つずつ「何を・何時に」の形で書き出します。「犬の世話を手伝って」ではなく、「平日の夜ごはん」「寝る前のトイレ」のように分けて、1つずつ担当を決めます。そのうえで、やった人がその場で「誰が・何時に」を、家族みんなが見る場所1か所に残します。やったお世話は跡に残らないので、記憶を比べても「いつも私ばかり」の話は決着しません。1週間分の記録があれば、どこに偏りがあるかを一緒に見て、分担を見直せます。

子どもに犬の散歩を任せていいのは何歳からですか?

何歳からという決まりは、調べた範囲では見つかりませんでした。環境省の「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」は、犬を道路など屋外で運動させるときは、犬を制御できる者が、原則としてリードをつけて引いて歩く形で行うこととしています。目安になるのは年齢ではなく、その子がその犬を引いて歩けるか、急に引っぱられても止められるかです。米国ケネルクラブ(AKC)の記事は、5〜9歳の子に外で犬と遊ばせられるかは犬の大きさや住まいの環境によるとしていますが、ひとりで散歩させる年齢は示していません。最初は大人と一緒に歩き、任せるかどうかは大人が決めてください。

「飼いたい」と言った子どもが犬の世話をしなくなったら、どうすればいいですか?

まず、大人がお世話を引き継げる形にしておきます。環境省のガイドラインは、子どもにせがまれて飼う場合、進学や就職、転居などで、結局は保護者が世話をすることになるケースが多いとしています。米国ケネルクラブ(AKC)の記事も、飼う前にどんな約束をしても、最後に責任を持つのは大人だとしています。そのうえで、年齢に合ったお世話を1つだけ、時刻と一緒に任せます。同じ記事で紹介されている子育て誌の編集者は、子どもがトイレに連れ出すのを忘れて失敗があっても、犬を手放すと脅さないよう勧めています。

夫やパートナーが犬の世話をしてくれないと感じたら、どう頼めばいいですか?

「もっと手伝って」ではなく、「平日の夜ごはんをお願いできる?」のように、お世話を1つ、時刻と一緒に頼みます。頼んだお世話は、手順が自分と違っても任せます。話し合うときは、記憶ではなく1週間分の記録を一緒に見て、「平日の夜に偏っているから、ここの担当を見直したい」と、偏っている時間帯から決め直します。何回やったかを言い合うより、責め合わずに話せます。

アプリを入れれば、家族が犬の世話を手伝ってくれるようになりますか?

いいえ。アプリが散歩に行ってくれるわけではありませんし、手伝わない人は記録もしません。記録が役に立つのは、誰が・いつやったかについての言い合いを終わらせ、偏りを家族で一緒に見られるようにするところです。何を、いつ、誰に頼むかは、家族で話して決める必要があります。紙の記録でも、やったその場で名前と時刻を書く習慣があれば、同じように働きます。

うちの子の物語を、ひとつの場所に

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